僕は一文無しだったのですが、保証人になってくれる方がいたのです。その方は、店のお客さんだったですが、以前から「何かあったら言って来いよ」と言ってくださっていました。
その頃、ちょうど離婚したり、仕事が不安定になったりで全くお金が無かったのですが、義父が亡くなることにより独立の決心がつきました。本当は、義父が生きているうちに独立したかった。義父は病気で入院していたのですが、仮退院した日に僕が店長をしていた時の店に来てくれて、ビールをコップに半分と、僕が作った料理を食べ「あ〜〜うまかった〜」とうれしそうに言ってくれたんです、でもその翌日に様態が急変し亡くなってしまいました。だからずるずると引き延ばしになっていた独立は、義父が亡くなることで決心がついたのです。今の僕があるのは義父のおかげだと思います。そしてそれは僕が32歳の時でした。それで資金を準備して独立すれば良かったのですが、その前に仕事を辞めてしまいましたから大変でした。実家も金が無いし、銀行にも取引がありませんでした。でも、知り合いからお金を集めたら100万円位にはなるだろうから、たこやき屋ぐらいはできるだろうと思っていました。
そのような時、色々お世話になっていて人間的にも尊敬していた先生(医師)のところに、「自分は独立するようになりました」と挨拶に行ったのです。その時、「よし、分かった。任せてくれ」と保証人を引き受けてくれました。こちらから頼んでいないのに快く引き受けてくださり、本当にありがたいことでした。それで銀行から借り入れることができたのです。
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