川内にあったピエーノという石釜でピザを焼くお店で3年間働きました。そのとき上司だった人がとても面倒見のいい方で。今は、北島でクイーン・アン・ヒルというお店をされているんですが、私も常々「お店をしたい」という話をしたりしていたので、開業のときにもいろいろ相談に乗っていただいたんですよ。その後、やはり川内にあったパパベルのレストランで5年間働きました。どちらも昼間、子供のいない時間帯に3〜4時間のパートです。その間もずっと開業したい気持ちはありましたが、やれるかどうかという客観的な判断ができなかったので、平成調理師学校に行くことにしたんです。料理人としてやっていけるのか、自分を試してみようと思ったんですね。衛生面などについてのきちんとした知識もありませんでしたので、そういうところも勉強しながら1年間通いました。学校に行きながら、空いている時間は、クイーン・アン・ヒルさんで鍋を振らせてもらったり、試食させてもらったりしていたんですよ。
思い切るきっかけになったのは、宇宙飛行士の野口さんの宇宙からのメッセージ"can do"(為せば成る)という言葉を聞いたことです。感動しました。「そうよなあ、やってみんことにはわからんよなあ」と。20歳のときに学校に行き始めたのに比べると、私の場合40歳の時ですから。やるのも今、止めるのも今、という気持ちでしたね。
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